仏教の話になりますが…1つの世界が誕生して成長し寿命を終え、次の世界が誕生するまでのサイクルを4段階に分けて四劫といいます。   この四劫には大小の三災があると言われています。   その中の小の三災とは、
刀兵災(とうびょうさい)→互いに凶器をもって殺害する。 ・疾疫災(しつえきさい)→悪病が流行する。 ・飢饉災(ききんさい)→干ばつによる飢饉が起こる。
  まさに…現在はこの刀兵災疾疫災が同時に起きている状況です。   このような時…必ず出番がやって来る企業…それが私の中で米国企業の3M(MMM)デュポン(DD)です。   私自身も日常からお世話になっているこの2社…東日本大震災の時にもデュポンのタイケムや3MのN95マスクなどを活用した経緯があります。   テレビで検疫を行っている方が着用している白い服がタイケムであり、マスクは3MのN95や防毒防塵マスクが多いように見えます。   中国国内の疫病災でありながら…米国企業の感染防止品を着用することが1番有益な現実…   あれだけ米中貿易摩擦をしながらも、信頼できるレベルにある感染防止資材は米国企業頼みということだと感じました。   そのため、トータル的に今回は連続増配銘柄でありながら米中貿易摩擦の影響で株価が低迷している3Mへ投資を決断しました。  

米国株投資・新規銘柄は3M(MMM)!震災・疾疫災に必要な会社

今回、デュポン社も魅力的ではありますが…配当利回りが良い3Mを選択しました。   3Mは1902年に設立され、アメリカ合衆国ミネソタ州に本社を置く世界的な化学電気素材メーカーです。   化学電気素材以外にも医療素材や工業素材など様々な事業を展開しています。   日本でも3Mの100%子会社である3Mジャパンが事業を展開しています。   ここ5年間の3Mの株価チャートですが…
参照:Bloombergより
  2018年まで右肩上がりのチャートがその後右肩下がりとなっています。   これは米中貿易摩擦による影響が強く出ていると思います。   現在の配当3.67%と高水準になっています。   そして3Mは61年間連続増配という素晴らしい実績があり、俗にいう配当王となっております。   株価は下落していますが、配当は安定しており2019年も年間5.76ドルの増配を見込んでいます。   配当性向も40~60%程度で徐々に上昇しており、現時点では75%弱となっています。   ですので…この部分は少し懸念材料です。

財務状況

  現在の3Mの財務状況ですが…  
参考:Investing.com
2016年からずっと横ばい…といったところです。   ですが、米中貿易摩擦の影響が出てくるとしたら…2020年だと思うので注意が必要だと思います。     また、今後の新型コロナウイルスがどのような影響を与えるか?もわかりません。   ヘルスケア部門は好調ですが…医療関連メーカー買収によるコスト高や、アジア地域の需要縮小という懸念材料もあります。   人件費削減などでコスト圧縮に努めていますが…トータル的に四半期決算で見るとで今年は減収減益がほとんどになってしまっています。

キャッシュフロー

  そして、2017年から2018年の3年間のキャッシュフローはこちら↓
2019 2018 2017
営業CF 7070 6439 6662
投資CF -6444 222 -1403
財務CF -1124 -6701 -4626
  営業キャッシュフローは各年とも安定しており、フリーキャッシュフローもある程度は余裕がある形となっています。  
参照:Investing.com
上記の株価チャートを見ると、2018年から大きな下降トレンドの割には…   売上やEPSがそこまでネガティブには思えないという感想です。   3Mの発表では、2020年は増収増益を見込んでいるとのことですが…   やはり中国への依存が高い企業は、米中貿易摩擦や新型コロナウイルスの影響を受けると思います。  

配当・配当性向

1株辺り利益(EPS)7.82ドルに対して、1株配当(DPS)5.88ドルですので、配当性向は75%程度まで高まってきています。   ここまで配当性向が高いのは、重ねて記載しますが懸念材料です。   すぐに減配…ということはないかと思いますが、ここ数年の業績が不振による下方修正が投資家の買いを鈍らせている感じが否めません。   ですが、各事業のセクターが多様化されており、キャッシュフローも安定して稼げていますので…私は投資の機会だと判断しました。  

まとめ

先日、三菱サラリーマンさんがブログに記載されていた内容で…  
【過去は未来を保証するものではありません。ただ、リーマンショックという金融危機を減配なしで乗り越えたかどうかは1つの判断材料にはなり得ると思います。】
という内容を記載されていましたが…   何かの基準というのは、投資をする上での有益な判断材料の1つになると思います。   今回、3Mという企業に投資を決断した理由は上記で記載したとおりとなりますが…   5年平均の配当利回り見ても…3%後半の配当利回りは魅力的ですし、62年連続増配という素晴らしい実績を含めて投資を決断しました。   本日も読んでくださり、ありがとうございました。